シューバルトの調性格論を元にした、「告別(1)」の調性研究
I 告別(1)
曲の冒頭 c:moll
愛の告白、不幸な愛の嘆き
愛に酔った魂の悩み
憧れ、ため息
① C:Dur
純粋、簡潔、素朴
穏やかで癖がない
⑤ E:Dur
賑やかな歓声、笑みをたたえた喜び
十分な享楽
⑥ Es:Dur
愛や敬虔な気持ち
神との心地よい対話
⑦ C:Dur
⑨ Es:Dur
愛や敬虔な気持ち、神との心地よい対話
♭3つで三位一体を現す
11 gis:moll
不平家、抑圧された心、ため息をつく
痛ましい嘆き、難しい戦い、
努力によって到達されたもの全て
13 h:moll
忍耐、静かに天命を待つ、
神の摂理への服従
14 H:Dur
色濃く染まり抑制のない情熱を伝えながら
けばけばしい色で構成されている
怒り、憤激、嫉妬、半狂乱、絶望
あらゆる激しい心、興奮
15 Fis:Dur
困難な中での勝利
登り詰めた丘陵での自由な深呼吸
激しい戦い、遂に勝利を得た魂の余韻
16 Es:Dur
愛や敬虔な気持ち、神との心地よい対話
17 C:Dur
155 A:Dur
純真な愛の告白、自己の状態に対する
満足、恋人との別れ際に感じる再会への
期待、若々しい快活さ、神への信仰
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