2019年5月16日(木)及び20日(月)の練習を振り返って

2019年5月26日

1回サボってしまいました。まとめて2回分投稿させて頂きます。
1 16日(木)
「若い力」
・ 13小節の複付点のリズムを正確に。普通の付点のリズムに近い人が結構います。
・この日は、繰り返して2番にスムーズに入れるようにという目的での練習を行いましたが、国体本番では繰り返さない(1番のみ)ということが後からわかりました。
・また、「歌わないから」ということで飛ばした「君が代」は、閉会式で歌うこともわかりました。
「Mentre Il cuculo」
この曲は、20日にもやりましたので、両方の練習内容をまとめます。
・全体的に音が低い(特にテナーが異様に低い)ことについて。20日は、テナーを1オクターブ上げてみました。楽譜どおりに歌うと生かされていなかったテナーの大事な動きが聴こえてきました。参考CDでは、更に半音上げていますが、それは渡辺先生との相談で。
・「cu-cu」が掛け合いで何度も出てきますが、
日本語の「く」のような浅い発音にならないように。
・16からの7小節に出てくる細かい動きは、何度も練習する必要があります。特に20小節に出てくる(ダモン)は人名ですから、「ラシャダモンラシャダモン」のような意味のない言葉の羅列にならないようにしましょう。
・テンポは、当分ゆっくりにして、確実に歌えるようにすることがまず大事ですが、実際は今のほぼ倍の速さになります。

2 20日(月)
「鹿児島県民の歌」
・この曲も1番だけの演奏になります。最初に配布された楽譜は、1段に上下のパートがまとめて書いてある上に、1〜3番の歌詞が全部書いてあるため、少々見づらいものとなっています。一つのパートと、1番のみの歌詞が書かれた楽譜を、後日国体局が用意してくださいます。それを合唱譜集にはさむことになります。尚、上のパートパートはソプラノとテナーで、下のパートはアルトとベースで歌ってください。
・歌詞についてですが、22〜23小節にある(ひとはわしたり)は、「人は和したり」です。
・8分の6拍子は、アウフタクトが遅れやすいですから気をつけてください。
・20、24〜25、28〜29のB♭、Gisの音を正確にとりましょう。

20日は、イタリア マドリガルの復習をしました。

「Mentre il cuculo」・・・前述
「Lasciatemi morire」
・楽譜に強弱記号が書かれている。それは参考にしながら、各単語の発音のニュアンスを出せるようにしたい。
・9 アウフタクト テナーから始まる「E che volete 」は、新たな気持ちで。
・「vorete 」「conforte 」「sorte」は、韻律を合わせている。そのことを意識して歌いましょう。14〜16の「in cosi gran martire ?」はひとつの山場です。
・「cosi 」の発音。「コースィ」や「コージ」にならないように。
・終わりの2小節は、ソプラノ2とテナーの動きをよく聴いて。最後の全音符は、見込みで入らないように。

「Matona mia cara」(以前にお話しした内容も含めて)
・この曲は、イタリア女性に恋をしたドイツ兵の恋歌です。「Matona 」は、ドイツ兵本人は「マドンナ」と発音しているつもりなのですが、下手くそなイタリア語なのでこのようになってしまうのです。全体的にドイツ訛りが沢山混じっています。
・3小節 「canzon 」歌 「カンツォーネ」のこと。
・7小節 〜 「Cantar 」歌う 「sotto 」下で
「finestra 」窓 「Lanzi 」槍騎兵・・・勇ましく 歌うとよいのではないかと思います。 「buon 」良い
「compagnon 」お相手 「コンパニオン」は皆さんよくご存知ですね。「Don don don・・・」はギターの音です。太鼓ではありませんのでご注意下さい。
・17小節〜 「E mi to follerbene」そしてわしは、おまえを好きだ。→わしとお前はピッタリだ。
「Come greco e capon」ギリシャの酒と若鶏の料理のように → (わしとお前は)ギリシャの酒と鳥料理のように相性抜群だ。
23 「com’andar」命じる・・・「コマンド」はアクションドラマの中によく出てきます。「cazze 」狩り。「falcon 」鷹。
29〜 「beccazze 」ヤマシギ 「Grasse 」脂ぎった 「come」〜のような 「rognon 」腎臓
34〜 「Se」もしも 「mi」私 「super」知っている。(その前に「non 」がついて、「知らない」になる〕 「dire」言うことを 「Tante 」たくさんの 「belle」美しい 「rason 」理屈
「Petrarcha 」ペトラルカ(イタリアの詩人、人文主義者) 「fonte d’Helicon」ヘリコンの泉(ギリシャの山にあるミューズの神を祀る泉) →どちらもイタリア人なら誰でも知ってる美しいものの代表。これが日本なら、「まあ、俺が気の利いた台詞を言えないとしたら、そりゃ夏目漱石も読んだことないし、富士山だって見たことないからだなぁ」・・・といったところでしょうか。
・46〜 「Se ti mi foller bene 」もしお前がわしを好いてくれるなら(わしと一緒になってくれるなら)
「poltron 」怠け者 「ficcar 」押しこむ(働く)
「tutta 」英語のall. 「notte 」夜 「Urtar」直訳では「ぶつかる」この場合「働く」と訳してよいと思います。 「come 」〜のように 「monton 」雄羊

長くなったので、とりあえずここまで。

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Posted by uchikoshi