12月5日(木)の練習を振り返って
Gloria 3楽章 37小節から
36小節は、それまでのフォルテから、トランペット2本で急速にデクレッシェンドします。そのボリュームに合わせるようにBass はmezzo pianoで軽く歌って下さい。楽譜の43小節に書かれているstaccato.は、ピアノ伴奏に対する指示です。Bass の「Jesu Christe 」は、逆に少々粘るように歌って下さい。もちろん、次の小節のTen.も45の女声も同じです。
44でTen.が加わってcresc.そのまま46まで一気にcresc.して下さい。52からのTen.は、まだ歌えていません。59の頭までは完全にTen.の独り舞台です。が、自信の無さがテンポの遅れにもつながっています。(間違っても59からはどーでもいいや、なんて事はありませんが)少なくとも59の頭までは堂々とテンポを守って歌えるようにして欲しいです。
52からはTen. Alto. Sop. Bassの順に「Cum sancto Spiritu 」と、同じ音型で歌います。楽譜にはleggero e ritomico(軽く、且つリズミカルに)の指示。メゾフォルテですが、少し強めに歌って、次のパートが歌いだしたら、ボリュームダウンして下さい。76辺りから「amen 」が特にBassに上昇形で歌われます。それが、81から、Alto. Ten. の交互で今度は下降形で歌われます。(下降形と言っても、音そのものは1音ずつ上がっていくのですが)特に81から84の4小節間は、Alto とTen.の掛け合いを目立たせるためにSop.とBassは少々控えめに入って下さい。85から全パートともフォルテです。89から、「2パート」対「1パート」のような構図が続きます。「1パート」になったら頑張ってください。(男声に多いですね)
135からの8分の5拍子は、どんどん前に突っ込まないと遅れていきます。私は、今は特に意識していないのですが、楽譜にはpoco a poco accel.e cresc.と書いてあります。私は、意図的に少しずつテンポアップするよりも、「気がついたら速くなっていた」にしたいと思っています。多分ラターも同じようなことを狙っているのではないかと想像しています。曲が自然にそうなるように出来ていますから。でも、一応楽譜に書いておかないと、「どんどんテンポが前のめりになっている!正確なテンポで‼︎」と指示しなければならなくなってしまいますから。
163の「sonore 」は「朗々と響かせて」喉を縦に開いて発声して下さい。
204からは4分の4拍子で。210から自然に二つ振りにします。楽譜には210にaccel.の指示があって、217まで「ここまで」の指示がありませんので、本当ならずっとaccel.し続けなければいけないのですが、それでは曲が崩壊しそうなので、皆さんの楽譜の40ページ終わりまでaccel. 41ページからは反対にテンポを落としていきたいと思います。218のallargandoからは、ほとんど4つ振りのようにします。
220で、いきなり1つ振りにします。合唱は、最後の「o」の長さに注意しましょう。長すぎる人が多いですよ。
248から、二つ振りにします。男声の249からの「amen 」は、伴奏の低音とよく合わせて下さい。
El Grillo
今朝からユーチューブで「El Grillo 」を聴きまくっています。いやぁ、さすがジョスカンの名曲「コオロギ」実に沢山の演奏がアップされています。面白いのは、解釈がこんなにも違うものか!ということ。繰り返しのし方はもちろん、テンポの設定も様々。中には、昨日私があんなに繰り返した「grillo 」の語尾は乱暴にしないで丁寧に・・・なんて指示は「あれ・・俺、間違った指示出したか?」と思いたくなるような歌い方の団体もあります。「Dalle」でスビトピアノにしている演奏は二つ発見。でも、どちらもピアノで歌うのは11だけで、15は思いっきり歌っています。それもいいな。今度やる時はそれでやってみよう・・・って、指揮者の遊びになってねーか? いやいや、このような曲は「これが唯一の正解」というのは無いんです。どうしても本物の正解が知りたかったら、ジョスカン・デプレに聞くしかないです。でも、ジョスカンが生きていたら「正解は、皆さんが作って下さい。」っておっしゃるかもしれません。
まあ、あひる会の場合は、本番で指揮をされる渡辺三郎先生が「こうやりましょう。」とおっしゃるやり方が正解ということになります。21日の上大野で、その正解が分かります。私の解釈とどれぐらい違うのか・・・楽しみです。昨年までは、正直言って「どれだけ直されるのかなぁ🥵」と、渡辺先生の最初のレッスンがすごく不安でした。自分の解釈と渡辺先生の解釈の違いに「不正解を添削されている」という気持ちがあったのですね。だからどちらかといえば、「冒険はしない。『不可
』が少なければ良い」という守りの練習をしてきました。個人的にはハッキリ言ってつまらなかったです。
今年は変わりましたよ。どれぐらい渡辺先生と解釈が違うか、それが楽しみになっています。もちろん、渡辺先生の解釈が分かったら、自分のやり方は綺麗さっぱり忘れて先生のやり方に合わせるという、「下棒」の最低限のルールは守ります。
ただ・・・
「○○の音程が正確じゃありませんね。」
「いろんな声が聞こえる。パートの声や歌い方を揃えましょう。」
うわー、これは解釈以前の問題だ😱
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