9月15日(日)の練習を振り返って
ここのところ、このコーナーの執筆をサボり気味です。深く反省しております😞
15日は、70周年の練習と、ラスト1時間はラターの
1楽章をやりました。OGの皆さんがたくさん参加してくださいました。ありがたいです。OBも遠峰会長が出席してくださいましたが、この日は男声陣の出席状況があまりよろしくなかったです。一方、ビクトリアに加わってくださる方々の姿に力強さを感じました💪
Missa O Magnum Mysterium より
Kyrie
常日頃から繰り返していますが、「i 」の母音に対して「e」の母音の時に響きが下がります。当然ピッチも低くなります。
「i 」 → あまり低くならない
「e 」 → 低くなりやすい
全パート共、これをもっと意識してください。
「eleison 」の「s 」の子音が目立ち過ぎます。
14〜16の男声二部は少し歌わせましょう。
19小節は、F,A,Cの三和音で解決します。(他は第三音抜き)根音のAltとBasはオクターブをよく聴きあって。第五音のTenは、少し高めに。遅れて第三音を鳴らすSopは、少し低めのピッチで柔らかく歌ってください。
27小節の男声の細かい動きが噛み合っていないので、取り出し練習をしました。自分のパートと共に、噛み合う相手のパートの音を意識しましょう。例えば、TenとBas が一緒に歌ったらどのような音になるかを覚えてほしいのです。よく「聴き合って」と指揮者が指示します。もちろん私もよく言います。でも、聴き合う前に、上記のようなことが理解されていないと、聴き合うことがほとんど無意味になってしまいます。
30の「s 」の子音はきれいになってきました。
Gloria
中間部から後半を中心に練習しました。
41 「Qui」(〜する人)の声について取り上げました。無表情で薄い響きの歌い方は、この部分にふさわしくありません。別に「驚いている」わけではないのですが、驚いた時のように目を見開くようにして発声してください。口は大きく開きませんが、「クイ」ではなく、「クウィ」のように。唇💋ははっきりと動かしましょう。目を見開くことで上あごが上がります。それで、鼻から頭の方に声が響きます。
48 「suscipe 」は抑えて。口も余り開かない方が良いと思います。次の「deprecationem」は一転して動く。この二つの単語は、分離したように歌った方が効果的じゃないかと思います。もちろん、更にその次の「nostram 」と合わせて、「我らの願いを聞き入れてください」という一つの流れになっているのですが、例えば「suscipe 」は敢えて視線を下に向けて呟くように。そして、パッと視線を上げて「deprecationem 」を相手に向けて明確に。それに続く「nostram 」で高ぶりを抑える。・・・私はそのような演出をこの一文にしてみたいです。そのため、「suscipe」を「スーシぺーデプレカツィ・・・」のように次の単語に変に繋げないでいただきたいですね。
50 「nostram」は、dim.するとともにテンポも落とします。2拍目は分割して指揮しますから、男声の2拍目の八分音符はたっぷりと歌って下さい。3拍目からの「sedes」の入りを女声はよく聴いて入って下さい。自分のテンポで入ればそれはフライングになります。
55〜56 でテンポを元に戻します。
55 は、3拍目まで4つ振り。ただし、3拍目は、同時な2つ振りの2拍目も兼ねます。更に、それがアウフタクトのSopとBasの「Quoniam」への合図も兼ねます。55の3拍目と56の1拍目は大きく振りますので、それで「Quoniam 」からのテンポをつかんで下さい。
Altの「nobis 」は、必然的に次のテンポに合わせる形になります。ゆったりしたテンポの「miserere 」に対して、「nobis 」でいきなりテンポが速くなりますが、歌い方はその前の歌い方を変えずに(むしろ更に弱く)
お願いします。
65 66は、テンポを落としたくなるかもしれませんが、ここは、ラストに向けてたたみかけたいところなので、イン・テンポでいきましょう。
73 ラストの「Amen 」は「m 」をぶつけない。しかし、響きは痩せないように支えて下さい。
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