「群青」に出てくる記号

あ、また後藤さんの指揮する曲なのに越権行為を始めようとしている!・・・って怒っている貴方。
実は、「群青」は、次回の定期演奏会のアンコール曲にと考えています。つまり、その時は私がこの曲を指揮するのです。

とは言え、現在は全面的に後藤指揮者にお任せしているので、ここでは誰でもその気になれば調べられる(調べなくても分かる?)楽譜に書かれている指示について書きます。
曲が、中学生が歌うことを考えて書かれていますので、特別難しいものはありませんでした。どちらかと言うと「意味は分かるけど、読み方とか分からない」みたいなものを書いておきます。

18小節目に出てくる「div.」
意味はお分かりでしょう。それまでSop.とAlt.が一緒に歌っていたのが、ここから別々に分かれる、という意味です。英語なら「ディヴァイス」ですが、これはイタリア語ですから「ディヴィジ」とよんで下さい。

これに対するのが41小節目に書いてある「unis.」
これも皆さんよくご存知でしょう。分かれていたパートが一つにまとまり、同じメロディを歌うことです。
読み方は「ユニゾン」

音楽記号としては、他は強弱記号など、わざわざここに書く必要のないものばかりです。

なので、「群青」の調性について書いておきます。
昔から「調性」の違いが人々にどのように感じられるかが真剣に研究されてきました。
その研究結果によると、
「群青」の前半 As:Dur (夜、静寂、平静)
     後半 A: Dur (温かみのある赤、
        暖炉の火、ぬくもり)
           だそうです。

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Posted by uchikoshi